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黒部ダムの行き方や観光、放水や映画、紅葉やアルペンルートガイド

富山県立山町、黒部川最上流に建設された日本最大のアーチ式ダム、黒部ダムをご存知ですか?

第2次世界大戦後の復興期に深刻な電力不足に陥った関西電力は、その状況を打開するため、1956年(昭和31年)に黒部ダム開発工事に着工しました。

その後、171名の殉職者を出しながら7年の歳月をかけて、1961年(昭和36年)1月に送電開始、1963年(昭和38年)に完成し今に至ります。

建設途中から今まで、様々な形で映像化されている黒部ダムは、単なる発電施設としてではなく、現在では観光地としても有名です。

周辺は中部山岳国立公園であり、立山黒部アルペンルートのハイライトとしても1年を通して多くの観光客が訪れます。

どんな楽しみ方があるのかな?

山の中にある黒部ダム、どうやって行くのがいいんだろう。

黒部ダムの観光放水、どんな感じなのかな?

ダム以外にも見る場所はあるのかな?

黒部ダムに行く前に知りたい色々なことについてご案内します。

黒部ダムの観光情報 見所は?

黒部ダムは、えん堤の高さ186m、堤長492m、そして左右のウイングが特徴的なダムです。

堤体積は157.5万m3にもなります。

トンネルを抜けて目に飛び込んでくるダムの大きさは圧巻!としか言いようがないです。

日本最大と言われる黒部ダム、そのものが「見所」といえるかと思います。

山間に突如として現れるダムは、観光コース内の多くに階段が設けられており、端から端まで回るとなるときつく感じられる場面も多いように感じます。

また、高所恐怖症の方も、ダムの高低差にすくんでしまうのではないでしょうか。

もちろん、車椅子やベビーカーでも観光できるようバリアフリー通路等がありますので、足腰に不安のある方、小さなお子様でも安心して楽しく回ることはできますよ。

歩いて回るだけでなく、ダム湖である黒部湖を船で回ることができる「遊覧船ガルべ」もあります。

約30分かけて黒部湖を周遊する、日本一高所の遊覧船です。

こちらは大人1,100円、子供550円で乗ることができます。

運行期間が限られていますので、乗ってみたいな。と思われる方は事前に期間、時刻について確認してくださいね。

見てまわるスポットが多い黒部ダムですが、ダム内各所で使われている水を感じることも忘れないでください。

この水、とても「冷たい!」のです。

各所に湧水スポットがあり、自由に飲むことができるようになっていますし、トイレなどで手を洗う際にも使用することができる水。

これは、黒部ダム建設工事の際に、作業員たちを苦しめたものの一つとされる「破砕帯」からの湧水なのだそうです。

とても冷たく、飲めば美味しい水ではありますが、工事当時の苦労の一端を感じることができますよ。

そして、ついつい忘れがちな点ですが、黒部ダムは3,000m級の高山地帯に位置しています。

1日の気温差が大きいので脱ぎ着しやすく、動きやすい服装、靴がおすすめです。

いろいろなところを見て回っていると、どうしても汗をかきがちなのでその点にも注意しておくといいかと思います。

 

黒部ダムへの行き方

黒部ダムへの入口は、長野県大町市にある「扇沢駅」と富山県立山町にある「立山駅」の2つです。

この間は「立山黒部アルペンルート」であり、国立公園内に当たるので自家用車の乗り入れができなくなっています。

もし、扇沢駅、立山駅間の通り抜け観光をする場合には、専門業者による回送サービスがありますのでそちらをご利用ください。

「扇沢駅」から入る長野ルートの場合、「扇沢駅」まではJR長野駅から特急バスが出ていますのでそれを利用されると便利です。

また、「扇沢駅」には無料230台、有料350台分の駐車スペースがあります。

紅葉時期などは、周辺道路から駐車場に入るまでに渋滞が起きることが多々ありますので、時間には十分余裕を持って、できれば午前中の早い時間に到着するようにした方がいいかもしれません。

「扇沢駅」からは電気バスに乗って、約16分で「黒部ダム駅」に到着します。

電気バスの料金は、大人1,570円(往復2,610円)、小人790円(往復1,310円)です。

30分に1便程度の発車になりますが、定員がありますので、混雑時には長時間の待ち時間が発生することがあります。ご注意くださいね。

通常、「扇沢駅」から黒部ダムまで往復の時間は、見学時間も含めて約2時間が想定されています。

時間には是非余裕を持って計画を立ててください。

「立山駅」から入る富山ルートの場合、「立山駅」周辺には約900台の無料駐車場が整備されていますので、そちらをご利用ください。

ただし、混雑時は一番遠い駐車場から駅まで約15分ほど歩く必要がある為、早い時間に到着することを目指した方がいいかもしれません。

「立山駅」からは立山ケーブルカー(7分)、高原バス(50分)、立山トンネルトロリーバス(10分)、立山ロープウェイ (7分)、黒部ケーブルカー(5分)と各種乗り物を乗り継ぐ必要があります。

楽しい旅にはなりますが、乗り換えが何度も必要なことから、あらかじめホームページなどで時刻表を調べておくといいかと思います。

また、日帰り旅行ではなく、途中アルペンルート内で宿泊しながら行くのもいいですね。

 

黒部ダム名物、観光放水について知りたい

観光放水は、黒部ダムの風物詩です。

黒部峡谷の景観維持を目的として、6月から10月にかけて放水が行われます。

放水時刻は季節によって異なりますが、放水時刻の間は連続して放水されています。

詳細な期間、時刻については事前に確認してください。

黒部ダム内に放水の観覧スポットはいくつかありますが、見る場所によって印象が異なります。

どうぞ色々巡って、お気に入りの景色を見つけてくださいね。

また、ダムえん堤、新展望広場には壮大なスケールの黒部ダムと一緒に写真を撮ることができる記念写真撮影システム「ふぉっとダム」が設置されています。

自身では撮ることが出来ないアングルの写真を撮ることが可能ですので、記念に撮ることも面白いですよ。

運が良ければ放水にかかる虹を見ることもできる観光放水です。

目にじっくり、その迫力や美しさを焼き付けてください。

 

黒部ダム建設の物語、映画「黒部の太陽」

黒部ダムを有名にした映像メディアの一つが1968年(昭和43年)に公開された映画「黒部の太陽」です。

戦後日本映画を象徴する二大スター石原裕次郎、三船敏郎が製作主演したことでも有名なこの作品は、北アルプスで行われた世紀の大工事「黒部第四ダム建設」と、最大の難所であった破砕帯との苦闘を描いたものです。

映画公開後、舞台やテレビドラマにもなっています。

黒部ダム内、新展望広場特設会場では、石原裕次郎記念館から移設された映画のトンネルセットのレプリカを見ることが出来ます。

高さ3.3m、横幅4.4mのトンネルセットの内部では、黒部ダム建設の歴史を映像で見ることが出来、臨場感がありますよ。

映画を見たことがなくとも、撮影の大変さや、そもそもの黒部ダム建設の過酷さを感じたり、学んだりできるので見学時間に余裕があれば是非見学を。と思います。

映画前半のクライマックスシーンでも有名になった「破砕帯」は、扇沢駅から黒部ダム駅まで往復する電気バスの中から見ることが出来ます。

トンネル内部には、青い看板や照明で破砕帯が示されており、現在でも水が流れ出し続けています。

普段はバス車内からの見学しかできませんが、年に数度事前応募制で破砕帯を間近で見学する「破砕帯見学ツアー」が開催されます。

応募時期等は、ホームページを確認してくださいね。

 

黒部ダムで紅葉を楽しむ

雄大な北アルプスの大自然に抱かれる黒部ダムは、ダムそのものだけでなく、四季折々の風景を楽しめることもその魅力の一つになっています。

遊覧船ガルべの乗り場の奥には湖畔遊歩道がありますので、気軽に自然を感じながらのトレッキングを楽しむことが出来ます。

ただし、紫外線が大変強いので、紫外線対策はお忘れなく。

紅葉は例年、10月中旬ごろから下旬にかけて楽しむことが出来ます。

観光放水が10月中旬ごろ終わってしまいますので、タイミングが良ければ山々の紅葉と、放水の両方を楽しむことができるでしょう。

高山に雪、中間に紅葉、山麓に緑。という「三段紅葉」が楽しめるのも高山地帯にある黒部ダムならではです。

ダムからの景色だけでなく、黒部ケーブルカーや立山ロープウェイ などを使って、より高所からの景色を楽しむことができるのも立山黒部アルペンルートに位置する黒部ダムの特徴です。

気温と天気には是非気を配っていただき、その時期にしか楽しめない景色を、自分の好きな場所から眺めてみてくださいね。

 

黒部ダム まとめ

ただの発電施設ではない黒部ダム。

その魅力は、これ!と決められられるものではありません。

見所がたくさんありますので、いろいろな角度から、場所から、自分の好きな黒部ダムをゆっくり探してみてください。

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