デジタルサイネージの注意点ですが、もちろんサイネージはその内容が最も重要であって、それはデジタルであっても全く変わりません。ですがそういう話ではなくて、デジタルサイネージならではの注意点が何かあるかに絞って考えてみましょう。デジタルサイネージ特有の注意点として挙げられることは、電子化された機器を使う際に気を付けるべきことと言い換えることができます。要するに今までの単なる看板やポスターではなく、電子機器、電気製品であるということに十分注意しなければなりません。
例として、雨が直接当たるような場所に設置しようと考えている場合には、漏電などの対策をしっかりしなければ思わぬ事故につながる可能性もあるということです。これ以外にも、屋外で真夏の直射日光があたり、梅雨や台風の時期には風雨が吹き付け、真冬は雪が積もったり凍結したりするかもしれないといった環境は、電子機器にとって過酷なものであることは言うまでもありません。それに耐えうるだけの対策が施されているかどうかをしっかり確認しておく必要があります。デジタルサイネージには、従来型の看板や広告、ポスターにはない様々なメリットがありますが、電子機器である以上、ちょっとしたトラブルで何も映らなくなるということも十分に考えられます。
風雨や直射日光などで、従来の看板がちょっと読みにくくなったり剥げたりすることはあっても何とか目的は果たせていたかもしれませんが、デジタルは基本的に100かゼロだということに注意しましょう。